共に働くスタッフはもちろん、利用者やその家族など、多くの人と関わることになる介護士。
そのため人間関係の悩みを抱える介護士は少なくありません。
介護の現場で働いている人の年齢層は幅広いです。
学校を卒業してすぐの人もいれば、すでに定年退職してからまた働いている人もいます。
一般的に、年の差が開けば開くほど、コミュニケーションは取りづらくなると言われています。
年齢に差があれば、価値観も変わってきます。
価値観が合わず、意見が対立してしまうこともあるでしょう。
また意見の対立が生まれてしまう可能性があるのは、同僚だけではありません。
利用者やその家族は介護を受ける側であるため、介護を提供する側であるスタッフとは立場が違うからです。
立場が変われば当然意見も変わり、意見の対立しやすくなってしまいます。
意見が対立したときは、一度相手の意見をじっくり聞いてみることが大切です。
なぜ相手はそう考えたのかがわかってくると、共感できるところも見えてくるかもしれません。
共感できるところが見つかったら、共感を示した上で自分はどう思っているのか冷静に伝えていくことがポイントになります。
またもし共感できるところが見つからなかった場合でも、否定せず受け止めることが重要です。
否定してしまうと溝はさらに深まってしまいます。
相手の意見に理解を示した上で、自分の意見を述べましょう。
そうすることで、相手も違う意見を受け入れやすくなります。
意見が対立してしまったときの対応で、今後の関係にも影響が出てきます。
良好な関係を続けるためにも、感情的にならず冷静に対応することが大切です。